ひだまり日記

カテゴリ:ボランティア( 6 )

ひだまり日記は100号を迎えました・・・

秋も深まった今日この頃です。皆様、いかがお過ごしですか?

「特定非営利活動(NPO)法人ひだまり」の活動内容は多岐に渡っています。デイサービス、認知症デイサービス、緊急時・単発ホームヘルプ、聴覚障害者支援、福祉有償移動サービス、介護・福祉の相談、デイサービスご利用者の宿泊などです。

これらが揃っていればとりあえず「大好きなこの場所で暮らし続けたい」と思っていらっしゃる方を支えていくことが出来ると思っています。もちろん、私達だけで出来ることではありませんから関係機関との連携をとることも大切です。

連携をとるには「ひだまり」を知って頂く必要がありますので様々な所に出て行って顔見知りを増やし、「ひだまり」の思いを知っていただくためのアイテムとして「ひだまり日記」は強い味方でした。

平成11年ごろから、ボランティア助成金の配分が減額・制限され始め、ボランティア活動は寄付や助成金に頼れないと思いました。一時間300円ぐらいで行なっていたデイサービスを、「利用者さんの経済的負担が減り、ひだまりも安定した収入を確保できる」介護保険のデイサービス事業所に移行し、収益は他のボランティア活動に使おうと考えました。

私達なりに試行錯誤をしながら頑張っても、行政の規制・施策はチッポケなNPOを襲います。介護保険の小改定・2年に一回の大改定に翻弄され続け二ヶ所のデイサービスは赤字続き、坂の多いこの街で不可欠な送迎ボランティアは80条の規制で継続がむずかしくなってきました。

今の福祉行政は「民の力に頼り」ながらも、熱い思いでボランティアを続けている者たちを潰してしまいます。そのような中、平成11年4月スタート初日から居てくれるYさん、今年、さわインのスタッフ募集で来てくれることになったTさん・Iさんを含めたスタッフ達、法人立ち上げから携わってくれている理事たち、各ジャンルのボランティア、総勢30名の支えがなければ私がどんなに熱い思いをもっていても「ひだまり」は活動できません。厳しい状況の中でも「ひだまり流のケア」を崩すことなく頑張ってくれている30名の方たちに本当に感謝しています。

多くの方から私は色々な褒め言葉をいただく幸せものですが、それはかいかぶりです。皆様は大好きなご趣味をお持ちですか?そのために使うお金をもったいないと思われますか?同じことなのです。たまたまその「趣味」が「福祉」と呼ばれ、人から見ると「たいへんな仕事」に見えるから褒め言葉を下さるのでしょう。

でも、私の趣味は「おせっかい」で、『「目」が思いを伝えようとする人や動物』が大好きなだけなのです。その「目」に応えたいから関わるのです。声に出して思いを伝えられない・伝えられなくなった人々・動物達の代弁者でありたいと思うのです。そのために様々な活動をするボランティアグループを作り、デイサービスを作り、認知症デイサービスを作ってきただけです。

平成11年に古いアパートでスタートした「ひだまり」、怪しい宗教じゃないの?と思われた時代を考えると、夢のような今です。通学途中の子供達が私達の車を見て「あ!ひだまりだ!」と言ってくれるのが本当に嬉しく、救急車に同乗するのを見て「ひだまりが付いているから大丈夫」と言ってくださる言葉に勇気百倍。「ひだまり日記読んでいますよ」との言葉に「お恥ずかしいです」と言いながらも、つたない文章の一部でも皆様の心の片隅に残していただけたらと誇りに思うのです。

ひだまり日記は100号を迎えました。今回で皆様方とお別れです。長い間のご支援ありがとうございました。皆様から頂戴するお励ましの言葉が100号まで続けさせていただいた原動力でした。そして、いつもバックアップしてくださる三ツ境ASAの皆様・さわイン担当の皆様、ひだまりを温かく見守ってくださるご近所の皆様・私の家族に改めて感謝いたします。

いつか、またお目にかかれる日を楽しみに致しております。ひだまり日記は終わりますが、ご相談などはいつでもご遠慮なくご連絡下さい。どうもありがとうございました。   
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by hidamari-blog | 2007-11-19 21:04 | ボランティア

謝らなければと思い続けていることがあります…

10年近く前、私はホームヘルパーの仕事をしながら、ボランティアとして肢体に障害を持った方の作業所に参加していました。旅行にも何回か同行させていただき、昼間では分からない彼らの日常を知り、ご家族のご苦労が少し分かりました。

夜中の寝返りのためご両親は熟睡できないこと・養護学校を卒業しても作業所への送り迎えをしなければならないこと、などなど。障害を持たない子供を育てることさえ時間に追われ自由を奪われたように思ってしまうのに、その何倍も厳しい状況。

「自分の体調が良くないときはつらい」「親は先に逝かれない」…と異口同音におっしゃいますが、一方「この子がいてくれて本当に良かった」ともおっしゃるのです。あるとき、ある男性のお母様が「自分も年を取って体が思うようにならず、いつまでこの子の世話が出来るのか不安」とおっしゃいました。

私はそのお母様に「いつか、肢体の方々のグループホームを作りたいです」と偉そうに言ってしまったのです。心底そう思ったのですが、お母様は私の薄っぺらな言葉を見抜いていらしたでしょう。「そう考えてくれるだけで嬉しいわ」と答えてくださいました。

その後、私は地域の方たちの「ちょっと手を貸して」の声に応えたいと思い、平成11年、古いアパートの一室で“サンダルばきのボランティア”「地域ケア拠点 グループひだまり」を立ち上げました。アパートの取り壊しをきっかけに平成13年、貸し家に移ってからは、忙しさにまぎれて作業所のボランティアに行かなくなりました。

目の前にいらっしゃるお年寄り・そのご家族、介護現場で見聞きする状況…が次々と私に突きつけてくる新しい課題でいっぱいいっぱいになってしまいました。あの男性とお母様の切実な声を実際に聞かせていただいたにもかかわらず、「今」手を出さなければ!と思うものに飛びついてしまってきたのです。

介護保険が毎年変わり、利用者様方は大変です。同時に事業所も翻弄され続け、ひだまりも細々と持ちこたえていくのがやっとの状況です。私の心の中には、聾者専用入所施設、子供達がホッとできる楽屋、若年認知症の方の働く場、肢体にハンディを持った方のグループホーム、悲しい思いをしている犬猫たちのシェルター…などなど、やりたいことが山ほどあります。が、ちっぽけなNPOに出来ることなどたかが知れています。

何か活動をするには、様々な制約がかかり、納得のいかないズレがあっても行政の施策に乗らなければ継続させることはできません。何とか施策に乗っても、その施策が変更されないわけではありません。ある日突然「この施策は終わり!」「助成金打ち切り!」ということが度々起きるのです。何も分からず、やりたいと思ったことをポンと始められた頃が懐かしいです。

私なりに色々経験してしまったため、必要と分かっていても新しいことへの挑戦に臆病になってしまったのでしょう。「そう考えてくれるだけで嬉しいわ」の声に「偉そうに言ってしまいましたがお約束を守れそうにありません。」と謝らなければと心から思うのです。

「熱い心・冷めた頭」が福祉を仕事とする人間に求められると聞きます。そして、何をするにも必要なのは「人・物・金」だとも言われます。サポートしてくれる仲間達のおかげで何とか現状を歩いているのですが、次々と目の前に突きつけられる現実につぶれそうになり、先へ進めません。

団塊の世代の方々が地域にお帰りになる時代と言われます。長い間の社会生活・組織力・専門知識を持たれた方々でしょう。「ちょっと手を貸して」に応えられる力強い地域づくりに「あふれる力・知識」をお貸しいただけないでしょうか。新しい春・新しい出発のとき、心の隅に「貴方の力を待っているものがあること」を、とどめていただけたら嬉しいです。
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ひだまり荘は三ツ境に向かって中尾商店街を抜けたところにあります。門灯に「ひだまり荘」と書いてあります。今、メンバーさんが植えてくださった花がたくさん咲いています。お散歩の折などにお立ち寄り下さい。
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by hidamari-blog | 2007-03-25 22:01 | ボランティア

ボランティアが無償である必要はない…

「ボランティア」という言葉。偽善的な香りを感じる方も多いのではないですか?「慈善事業」「奉仕活動」「無償活動」の外国語と考えていらっしゃる方も居られるでしょう。ボランティアの本来の意味は「志願兵」だと聞きました。

私は福祉といわれる世界で使われる言葉になんともいえない抵抗感を感じるのですが、他に表現方法がないので仕方ないです。私は趣味の「おせっかいやき」をやっているだけなのですが「趣味」などと言うと感じが悪いかもしれないですね。スタッフ・家族・友人・は私の本質をよくわかっていますが…。

ボランティア…少し前までは「無償」の活動と思われていました。私も活動を始めたころは「無償」にしていましたが、利用者さんはかえって気を使われ、品物や過分なお心付けを下さるのです。日本人らしい気遣いでしょうが、それでは本末転倒です。

それならば、と小額の料金を頂戴することにしました。例えば、ごみだしは一回50円・軽度の家事は1時間300円…。頂戴した料金は基本的にはボランティアさんに全額お渡しし活動費には使いません。開所したころある男性ボランティアが「何をするにも『人・物・金』」と何回も教えてくれました。私は「金」と言う言葉にも嫌悪感を持っているので抵抗を感じていました。

ひだまりは立ち上げのころから「ボランティア助成金」をいただいてきました。活動はこの助成金で足りさせるから『金』にはこだわらない!と思っていました。ところが、世の中の景気が悪くなって、助成元である社会福祉協議会への寄付金収入が減りました。結果、各グループへの審査が厳しくなり、助成金額が減額されました。

このとき、助成金を当てにした活動は危険だと知りました。自主財源がないと活動は続けられない。…結果利用者の方々にご迷惑をかけるのだとさすがの私にも理解できました。初めてあのボランティアさんの言葉の意味がわかったのです。

というような理由で現在ひだまりは介護保険事業で得た利益(わずかですが)をボランティア活動に活用しています。これが営利を目的としない本来のNPO(特定非営利活動法人)のかたちなのです。

昔、経済的・時間的にたっぷり余裕のある富裕階級の人々が行っていたボランティア活動、今は全く姿を変え「出来るときに出来ることを出来るだけ」(無理は禁物・約束は絶対)の活動になりました。「無償」という条件はあてはまらくなっていると思います。

行政の福祉サービス(人間だけではなく自然や生き物すべての福祉)とニーズの穴を埋められるのは人の心とその思いを実践する活動しかありません。活動には必ず費用が伴います。その費用を誰かが担うとなると、その人が何かの都合で担えなくなった時、活動そのものが消失してしまうことになるのです。活動も経済的負担も引き受けてくれるほどの熱意を持った後継者を見つけることはとても難しいことです。

ですから「グループでのボランティア活動」は有償で行う方が良いと思っています。営利として行うのではなく、活動を支えるための資金をきちんと調達すると言うことです。思いを一にする仲間達から会費を集める、関係機関に交渉して補助金を獲得する場合もあるでしょう。いずれにしても、申請書類だけでいただける助成金で活動費を賄うことは先が見えませんから、『金』を意識していくしかないのです。

時々、ご依頼時に「料金は○○円になると思います」と申し上げると「ボランティアなのに、ただじゃないんですか?」といわれることがあります。又、ボランティア希望の方も謝金(活動へのお礼)を固辞される方がいらっしゃいます。「ボランティアのプロ」が必要な時代です。小額であっても料金や謝金を受け取ることで、「ボランティアなんだから、適当でいいだろう」という安易な感覚をなくすことにもなるのです。

「ボランティア」という言葉を改めて意識していただけたら嬉しいです。
今年最後のひだまり日記でした。新しい年、一歩踏み出して何かボランティアをなさいませんか?様々なジャンルが貴方を待っていると思います。

一年間お付き合いくださいましてありがとうございました。皆様良いお年をお迎えください。又お正月にお会いしましょう。
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by hidamari-blog | 2006-11-26 17:53 | ボランティア

4月号:全ての障害者が善人ではない

拉致被害者の方を支援する会としてNPO法人が偽募金を集めていたと言うニュース。宗教としか思えないNPO法人からの手紙。どうしてこんなところを「特定非営利活動法人(NPO法人)」として許可するのかと、怒りを覚えます。

ひだまりは特定非営利活動法人です。デイサービス事業所になるための「法人格」。悩んだ末に決めたことです。申請には膨大な雛型にそった書類の提出が必要です。書類が揃い、非営利であれば内容を吟味することなく認証するようです。でも、実際にNPO法人を名乗る悪徳グループがたくさんある以上、安易に認証するのは問題です。そして、もう一つ今回あえて批判を覚悟で言いたいのは「障害者=善人」とは限らないということです。

ひだまりの前身「地域ケア拠点グループひだまり」は私ともう一人の女性・Y が11年4月にアパートの2部屋を借りて始めました。Yは難病の膠原病が原因で車椅子の生活でした。介助ボランティアで出会った人です。話していて「地域で福祉」という思いを持っていると知りました。正直言うと第一印象で「この眼は苦手だな」と感じたし、具体的な話の中にいくつものズレがありました。が、病気と戦い障害を持ちながらも人のために力を使いたいという思いに、自分の一抹の不安を押さえ込んでいました。

Yは人生経験が多く、資格はないもののワープロ、経理何でもこなし、NHK放送大学の学生でした。移動が困難なYは事務・電話番を担当し、私はボランティア活動全般・Yの身の回りの世話を担当しました。「もうお金ないよ」と言われると銀行に行き・集金したお金はYに預けました。Yは生活保護受給者なので給料は不要でした。貧乏ボランティアにとってはありがたかったです。

みなさん、ここまでお読みになって想像がお付きでしょう。そうです、約80万円Yに騙されてしまいました。ある日Yが入院することになりその日まできちんと計算できていると言って預けていったはずの帳簿・現金。開いてみると、ある日から帳簿が空白なのです。

私が無知だからだと思い、仲間にも見てもらったのですが皆「おかしいよ」というのです。帳簿と首っ引きの毎日、「疑ってはいけない」と何日も悩み、食事も睡眠も取れない状態になってしまいました。見舞いに行ったときに尋ねると「おかしいわね」というだけ。…結局退院してきたYに「もう一緒に仕事は出来ない」と伝え縁を切りました。が、隣室に居座っているので毎日とてもつらかったです。

何より毎日遊びに来てくれている子供達にYに近づかないでとも言えず、本当に苦しみました。人間不信ということをそのとき初めて知りました。しばらくしてアパートの取り壊しが決まりひだまりは引っ越しましたが、Yはそれからもずっと居座っていました。

Yの部屋には目の不自由な女性がご家族ぐるみで出入りされていたし、パソコンを一生懸命運び込んでいる女性達も見かけました。「気をつけて…」というべきかと悩みながらも結局声をかけることはできず、その方々が騙されないこと祈るだけでした。Yがやっと引っ越してアパートは新しくなりました。ある日、YがガイドヘルプのNPO法人理事長の肩書きで大きなシンポジウムのパネラーとして出ている記事を見ました。今度は誰をまきこんだのだろうと思いながらも自分の目の前にいなくなっていることにホッとしていました。

ところが、昨年一本の電話がかかってきました。私と話したいと必死で言っているのです。何だろうと思ってお目にかかると、車椅子の女性と介助について来た女性のお二人が「Yを知っていますか」と。二人はYのグループの理事さん達でした。車椅子の女性は「資金が足りない」と言われるたびに一生懸命貯めてきたお金を都合してきたらしいのです。

総会のための収支を出すようにとYに言うと、経理処理がハッキリしない。おかしいと思い尋ねるとあれこれ理屈を言って開き直る。私の時よりさらに悪い仲間がついているらしく、あくどくなっているようでした。私が被害にあったという情報をどこかから得て尋ねてこられたのです。額ははるかに多い約400万円とのことでした。その後、細かい情報はありませんがグループは解散したようです。先日友人からYがまた、NPOを立ち上げるらしいと聞きました。恐ろしいです。また騙される人が出るでしょう。Yは「善人」にならないでしょう。

福祉がお金になると思う人がたくさんいる社会です。寄付をしようと思った時・福祉サービスを使おうと思うとき、「NPOだから大丈夫」「ボランティアだから安心」「障害を持った方だから気持ちを良く分ってくれる。信じられる。」などと絶対に思わないで下さい。

淋しいことですが、まず疑って調べてからにしてください。「基準は?」と聞かれても答えられませんが、私の反省としては「第一印象を信じればよかった」と思っています。人間不信を消してくれたのは人間でしたが、心の中に傷は残っています。福祉に関わる人間が人の心に傷をつけてはいけないと心から思います。嫌な話でしたが、皆様心の片隅に止めておいてください。

(ひだまり日記 2005年4月号掲載分)
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by hidamari-blog | 2005-04-28 14:56 | ボランティア

元旦号:「民の力」って聞こえはいいけど

皆様新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

元旦号…おだやかに楽しい内容をと思いながら、今私の頭の中を占めているのは焦りと憤りなので、ちょっと怒らせて下さい。
昨年11月30日、旭公会堂で横浜シティフォーラムが開かれました。中田市長の基調講演のあと、泉・瀬谷・保土ヶ谷・旭4区を代表して福祉関係の方々が市長とともにパネラーとして意見交換をするものでした。

テーマは「みんなで支えあう地域福祉の推進」。市長はパネラーの意見を吸収しようとなさっていたし、よく勉強もなさっているように思えました。が、「民の力」を繰り返されることに素直になれない自分がいました。中田市長のせいではないかも知れないけれど、私たちの大切なお金を勝手に無駄遣いしてきた官の方々の尻拭いを「民の力」という格好良い言葉でさせようというのか…、官は結局お金を出さずに済まそうというのだろう…見過ごしに出来ない人たちの心につけ込んで…。

また、12月に私の住む地域で「G30」の説明会があるということで参加しました。細かい分別方法の説明があるのかと思ったら、そうではなくて「なぜG30が必要なのか」という内容でした。ホームヘルパーだった時に障害をお持ちの方・ご高齢の方のお一人暮らしの場合「ゴミを出すこと」が簡単なことではないと痛感しました。ボランティアを始めたきっかけの一つでもありました。

現状のゴミ出しルールを理解・実践することもなかなか難しいのに、G30の細かい分別は不可能に近いだろうと考えていました。地域でゴミのボランティアを作らなければと考えていました。そこで、「先行実施している4区でのボランティア活動があれば参考にしたい」と質問したのですが、答えは「把握していない。高齢者・障害者が居られることが分るのはご近所だからお互いに助け合って…」というような返事。他の方がなさった質問に対しても「ご近所同士で」という答えがほとんど。結局「民の力」に期待しているということらしいのです。

ひだまりを始めた理由は「福祉の穴を埋める」ということでした。隙間ではないのです。どうにも這い上がれないような穴がたくさんあるのです。G30も介護保険の見直しも全部「弱者」といわれる方々にとっての穴になるのは目に見えているのです。介護保険が始まって「さあ使いなさい、使わなければ損ですよ」と言わんばかりにしていたのに、今度はお金がかかりすぎちゃったから制限しましょうというのです。

以前はひだまりのボランティア活動の中に「ホームヘルプ」があったのですが介護保険が導入されたことでほとんど需要がなくなり「緊急時のみ」に縮小しました。が、再び必要になりそうです。「ゴミ分別ボランティア」も必要でしょう。とはいえ、全て「人」です。お仕事として報酬を受けてホームヘルパーをされている皆さんにとって1時間500円というボランティア謝金は不足でしょう。内容は変わらないのですから。また、利用される方にとっては1時間500円という金額は高額に感じるはずです。

ゴミの分別ボランティアもこれまでお金を払うことなど考えていなかったはずですから難しいでしょうし、ボランティアさんにとっては大変な仕事になりますから強い気持ちがないと出来ないことだろうと思います。G30は4月スタートです。早くしなければなりません。読者の皆様の中でもし関心をお持ちくださったかたがいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。ご一緒にやり方を考えて新しいボランティア活動を作っていきませんか?

この活動以外にも「こういうボランティアなら出来る」「自分でボランティアのグループを作りたい」など考えていらっしゃる方はどうぞご連絡ください。これまでの経験から少しはアドバイスが出来ると思いますので。
「平成17年を皆様のボランティア元年になさってみませんか?」

楽しい話題でなくてごめんなさい。今年もこんな「おせっかいが服を着て歩いている」ような私によろしくお付き合いください。

(ひだまり日記 2005年元旦号掲載分)
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by hidamari-blog | 2005-01-01 14:51 | ボランティア

9月号:ボランティアさんをお願いしない理由

ひだまり日記をお読みくださっている皆様の中で、「デイサービスひだまり」の見学やボランティアを希望してくださる方が何人か居られます。私達の活動を認めていただけていることをとてもうれしく思います。お申し出下さった皆様、本当にありがとうございます。せっかくですが現在、「デイサービスひだまり」はボランティアさんを募集しておりません。その理由を電話ではご説明しきれないので今回書かせていただきます。

「デイサービスひだまり」は一日のご利用定員が8名です。少人数のデイサービスを行っている理由の第一は「特定非営利活動法人ひだまり」がとてもちっぽけだということです。お金がないので小さな場所しか借りられません。

第二の理由と言うより「私たちがデイサービスを始めた一番の理由」なのですが。ひだまりをご利用くださる方は、広いデイサービス・大人数のところを好まれない方がほとんどです。そういう方々お一人お一人の心身の状態やお気持ちをしっかりと把握し、ほぼマンツーマンの形で関わらせていただくための定員8人なのです。(始めは5人を定員にしていたのですが、ご利用希望が多く少しずつ増やしてきました)。

スタッフは8名です。毎日4人前後のスタッフが関わらせていただきます。「ごく普通の暮らし」に出来るだけ近いように、新聞を読んだりおしゃべりをしたり・散歩に行ったり買い物に行ったり・ゲームをしたり体操をしたりして過ごします。何気なく過ごしているように見えると思いますが、この間スタッフはずっと神経をはっています。

普通の生活に近いからこそ見える小さな変化を見逃さないようにしているからです。毎日同じ顔ぶれなわけではありませんから、雰囲気もその日のメンバーによって変わります。お出でくださる皆様も「その日のひだまり」をスタッフと一緒に作ってくださるのです。

そこに見慣れない方がお出でになると、作ろうとしていた又は作り終わった雰囲気がガラッとかわってしまいます。利用者の皆様はお客様に対して身構えてしまい、よそ行きの顔を作られます。「よそ行きの顔」を作ることも大切な日常生活の気遣いです。が、それが出来る方ばかりではありませんし、気が向かない日も当然あるのです。

そして何より、「お客様とお話をするためスタッフの時間も注意も利用者様からそれてしまう」ことが私たちが一番避けたいことなのです。一般のご家庭に見ず知らずの方が入って来られることはないですよね。先にも書いたとおりひだまりは「ごく普通の暮らし」をモットーとしているのでこのような考え方を貫いているのです。

介護保険の事業所になる前、ボランティアレベルで活動していた時はご利用者様もお一人かお二人だけ。場所も通学路に面していて子供さんたちや町の方々と毎日ご挨拶の出来るところにありました。いつもオープンで誰かが遊びに来ているような状況で、とても楽しい場所でした。それでも、お年よりの体調が悪い時や眠っておられる時は「今はごめんなさい」とお断りすることもありましたが。ところが建物を取り壊すことになり今の場所に引っ込まざるを得なくなったのです。

二倍以上になった家賃を考えると収入を安定させなければならなくなりました。そんな時「デイサービスが合わない方がいらっしゃる」「ひだまりに来たいけど介護保険が使えないと実費は厳しい」と言う話が耳に入るようになり、悩んだ末に介護保険対象デイサービス事業所にしたわけです。

NPO法人にしたこと・介護保険の事業所になったことには「良かった面と悪かった面」があることも事実です。でも、現在は14人のご利用者様とそのご家族の縁の下の力持ちになれているという思いでスタッフ一同毎日がんばっています。

・・・と言う理由で基本的に見学や新しいボランティアさんをお受けしないようにしているのです。ただ、ひだまりを利用したいとお考えの方・ご家族の方、デイサービスとして様子を知っておきたいと思われるケアマネジャーさんの見学は日程・時間を打ち合わせさせていただいた上でお受けしています。

生意気を言っているように思われたらごめんなさい。これから先、もしも経済的に安定することがあったら、もう一度以前のような「誰でもおいで!」と申し上げることの出来るひだまりを作りたいと思っています。これこそがひだまりの原点なのですから。

もおいで!」と申し上げることの出来るひだまりを作りたいと思っています。これこそがひだまりの原点なのですから。
デイサービス以外のボランティアさん(送迎・緊急時ホームヘルプ・その他)はお受けしています。ぜひお力をお貸しください。ではまた次回、お目にかかります。

(ひだまり日記 2004年9月号掲載分)
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by hidamari-blog | 2004-09-28 14:48 | ボランティア



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