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ひだまり日記

6月号:水虫に気づかないと

ジメジメの梅雨がやってきました。皆様、お変わりありませんか?
今日は「水虫」についてお話しましょう。毎度のことですが、私は医者でも看護士でもありませんから医療的なことは書けませんからご了承ください。

お年寄りの皮膚は乾いているので何となく水虫とは無縁のように思いませんか?ところが、介護の現場ではお年寄りの水虫をかなり見受けます。

ひだまりは、基本的に入浴をお受けしませんので足の状態を見るチャンスは少ないのですが、足の体操でソックスを脱いでいただいたり、むくみを理由に足浴をしていただいて観察するようにしています。

「爪水虫」のことは暴れん坊将軍もコマーシャルでやっています。爪が厚く硬く白濁しているようであれば「爪水虫」を疑って、できるだけ早く皮膚科専門のお医者様に診ていただいてください。以前、目が真っ赤にただれた方がいらっしゃいました。眼科受診の結果「水虫と同じような菌による炎症」という診断だったそうです。手足の爪に「爪水虫」がある方でしたので、その手で目を触ったことが原因のひとつかもしれないということでした(健康な方の場合、確率はそれほど高くないそうですが)。

私たちも入浴後に足指の間まで丁寧に拭く・乾燥させるということはあまりありませんね。特にお年寄りの場合は体を屈ませて、きちんと拭く事は難しいです。また、靴下の中の湿気を足温器や電気毛布などで暖かくしてしまうから水虫が生きやすい状況をつくりだしているのでしょう。

それでいてお年よりの皮膚で目に付くところはカサカサ乾燥していますので、足指の間などの隠れているところを調べることがないのです。どうぞ一度確かめてみてください。特に糖尿病をお持ちの方などの場合は治癒力が弱いですから、足のケアには気をつけて差し上げてください。

ただ、お年寄りの場合(特に女性)足を見せることに抵抗を感じる方がいらっしゃいますので拒否なさるようなら無理せず、入浴時などタイミングをみてさりげなく観察してください。今は水虫が無くても入浴後や清拭の後は指の間をよく拭いて、出来ればドライヤーでしっかり乾かしてください。

また、指輪をなさっている場合、不衛生になりがちです。水仕事の後・入浴後、足指と同様にしっかり乾かすようにしましょう。痴呆(認知症)の方の場合特に、手洗いや拭き方が雑になりがちです。できれば、指輪をはずしたほうがいろいろな意味で(落とした・無くなったということが起きる、排泄物が付着することがある等)良いのですが、むずかしいようであれば消毒綿を使いましょう。

水虫の手当てなどをなさった後、介護者の方も必ず良く手を洗い出来れば消毒しておきましょう。使用した爪切りやヤスリなども洗って消毒しておきましょう。これは、お年寄りのためだけではなくご家族皆様のためです。密閉容器にカット綿をある程度まとまった量入れて、消毒用エタノール(アルコール)をかけて保存します。いろいろなときに使えますので便利です。介護を必要となさる方がいらっしゃる場合、何箇所か(トイレ・台所・ベッドサイドは必ず)に消毒綿を用意しておくことをお勧めします。

付け加えますが、暑くなってってくると、ギャザーパンツ(紙パンツ)やパットなどをお使いの方はつらいです。想像できると思いますが, 通気性がよいといっても厚みがあるのでかなり蒸れます。この時期は冬と違って衣類も薄くなっていますので、トイレで手間取ることが少し減ります。ご家族の目と手がある時、たまには普通の下着にして差し上げるなどということもお考えください。

そして、タイミングを見てトイレに誘ってみて下さい。排尿排便の感覚を取り戻す良いきっかけになってオムツから離れられるかもしれません。オムツやギャザーパンツを使うことは少しの安心感であって、当たり前のことだと思わないでください。思い出しませんか?赤ちゃんのオムツはずしの時期を…。

注:アルコールや消毒薬はアレルギーの方がいらっしゃいますので確認してから使用してください。

(ひだまり日記 2005年6月号掲載分)
by hidamari-blog | 2005-06-28 14:58 | 高齢者
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