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ひだまり日記

9月号:ボランティアさんをお願いしない理由

ひだまり日記をお読みくださっている皆様の中で、「デイサービスひだまり」の見学やボランティアを希望してくださる方が何人か居られます。私達の活動を認めていただけていることをとてもうれしく思います。お申し出下さった皆様、本当にありがとうございます。せっかくですが現在、「デイサービスひだまり」はボランティアさんを募集しておりません。その理由を電話ではご説明しきれないので今回書かせていただきます。

「デイサービスひだまり」は一日のご利用定員が8名です。少人数のデイサービスを行っている理由の第一は「特定非営利活動法人ひだまり」がとてもちっぽけだということです。お金がないので小さな場所しか借りられません。

第二の理由と言うより「私たちがデイサービスを始めた一番の理由」なのですが。ひだまりをご利用くださる方は、広いデイサービス・大人数のところを好まれない方がほとんどです。そういう方々お一人お一人の心身の状態やお気持ちをしっかりと把握し、ほぼマンツーマンの形で関わらせていただくための定員8人なのです。(始めは5人を定員にしていたのですが、ご利用希望が多く少しずつ増やしてきました)。

スタッフは8名です。毎日4人前後のスタッフが関わらせていただきます。「ごく普通の暮らし」に出来るだけ近いように、新聞を読んだりおしゃべりをしたり・散歩に行ったり買い物に行ったり・ゲームをしたり体操をしたりして過ごします。何気なく過ごしているように見えると思いますが、この間スタッフはずっと神経をはっています。

普通の生活に近いからこそ見える小さな変化を見逃さないようにしているからです。毎日同じ顔ぶれなわけではありませんから、雰囲気もその日のメンバーによって変わります。お出でくださる皆様も「その日のひだまり」をスタッフと一緒に作ってくださるのです。

そこに見慣れない方がお出でになると、作ろうとしていた又は作り終わった雰囲気がガラッとかわってしまいます。利用者の皆様はお客様に対して身構えてしまい、よそ行きの顔を作られます。「よそ行きの顔」を作ることも大切な日常生活の気遣いです。が、それが出来る方ばかりではありませんし、気が向かない日も当然あるのです。

そして何より、「お客様とお話をするためスタッフの時間も注意も利用者様からそれてしまう」ことが私たちが一番避けたいことなのです。一般のご家庭に見ず知らずの方が入って来られることはないですよね。先にも書いたとおりひだまりは「ごく普通の暮らし」をモットーとしているのでこのような考え方を貫いているのです。

介護保険の事業所になる前、ボランティアレベルで活動していた時はご利用者様もお一人かお二人だけ。場所も通学路に面していて子供さんたちや町の方々と毎日ご挨拶の出来るところにありました。いつもオープンで誰かが遊びに来ているような状況で、とても楽しい場所でした。それでも、お年よりの体調が悪い時や眠っておられる時は「今はごめんなさい」とお断りすることもありましたが。ところが建物を取り壊すことになり今の場所に引っ込まざるを得なくなったのです。

二倍以上になった家賃を考えると収入を安定させなければならなくなりました。そんな時「デイサービスが合わない方がいらっしゃる」「ひだまりに来たいけど介護保険が使えないと実費は厳しい」と言う話が耳に入るようになり、悩んだ末に介護保険対象デイサービス事業所にしたわけです。

NPO法人にしたこと・介護保険の事業所になったことには「良かった面と悪かった面」があることも事実です。でも、現在は14人のご利用者様とそのご家族の縁の下の力持ちになれているという思いでスタッフ一同毎日がんばっています。

・・・と言う理由で基本的に見学や新しいボランティアさんをお受けしないようにしているのです。ただ、ひだまりを利用したいとお考えの方・ご家族の方、デイサービスとして様子を知っておきたいと思われるケアマネジャーさんの見学は日程・時間を打ち合わせさせていただいた上でお受けしています。

生意気を言っているように思われたらごめんなさい。これから先、もしも経済的に安定することがあったら、もう一度以前のような「誰でもおいで!」と申し上げることの出来るひだまりを作りたいと思っています。これこそがひだまりの原点なのですから。

もおいで!」と申し上げることの出来るひだまりを作りたいと思っています。これこそがひだまりの原点なのですから。
デイサービス以外のボランティアさん(送迎・緊急時ホームヘルプ・その他)はお受けしています。ぜひお力をお貸しください。ではまた次回、お目にかかります。

(ひだまり日記 2004年9月号掲載分)
by hidamari-blog | 2004-09-28 14:48 | ボランティア
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