ひだまり日記

2月号:在宅サービスを分かりやすく

 介護保険の見直しが始まっています。様々なサービスが提供され、利用される方が増えている分だけ問題点も多々出てきているようです。皆様も何か介護サービスをお使いかもしれませんが、分かりにくいことがあるかと思い少し取り上げてみます。
介護保険の対象になるサービスは大きく分けて「在宅サービス」と「施設サービス」の二つになります。間違えないでいただきたいのは「施設サービス」というのは「入所」ということです。特別養護老人ホームや老人保健施設に入所して生活をすることです。デイサービスやショートステイで施設を利用することは施設サービスではなく「在宅サービス」です。ホームヘルプサービス・デイサービス・ショートステイの三つが在宅サービスの大きな柱です。ご本人が現在居られるお宅で(住民票がなくてもご本人が生活されている事実があればその場所で申請できます)必要なサービスを受けながら生活を続けていらっしゃることです。「施設サービス」は主に施設で生活なさる(外泊や入院は可能です)ことになります。

 ケアマネージャーも「在宅サービス」と「施設サービス」とは別です。在宅生活の間、相談に応じ介護プランを作成してくれたケアマネージャーも入所が決まった時点で契約が終了し、施設付きのケアマネージャーにバトンタッチします。

 ご高齢の方でお一人暮らしの方。なんでも一人でやれてきたけれどこの頃、体がきつくなった・不安になってきた・入院して体力が落ちたなどと思われたことはありませんか?また、お年寄りとの生活でお世話することに「疲れた」「このままだと自分がつぶれてしまう」とお感じになることはありませんか?いずれも黄色信号から赤信号に変わる時です。すぐに「役所の福祉保健サービス課」に電話しましょう。「介護サービスを利用したい」といえばよいのです。介護保険の認定を受けているかどうか聞かれます。受けていなければ「認定調査の日程」に進むはずです。役所のケアマネージャーか地域ケアプラザのケアマネージャー(在宅介護支援センター)がお宅に訪問しご本人と面接して認定調査をします。後日、かかりつけのお医者様から提出された意見書を合わせて審査会にかけ、認定がおります。すでに認定を受けていれば「ケアマネージャーの選択」の話しになるはずです。リストの中から自分で選びます。先ほど認定調査のケアマネージャーが出てきましたが、その人たちは基本的にはこれから先は関わりません。一般の施設にたくさんいるケアマネージャーから選びます。

 医療的なサービスを主に受けたい場合(リハビリやパウチの管理など)は、病院や訪問看護ステーションなどのケアマネージャーが良いようです。そうでなければ、ご近所の評判などを聞いて選ぶことが良いでしょう。ケアマネージャーが介護サービスの鍵を握る重要な人物になりますので出来るだけ情報をとりましょう。ただ、介護保険は契約制度ですから、選んだケアマネージャーが合わなければ、契約を解除して選びなおせばよいのです。

 次回も介護保険についてお話する予定ですが常に心にとめて置いていただきたいのは、主役はご利用者の方々です。決して小さくなって「お願いする」必要はないのです。皆さんの大事な方、または生活の一部分とはいえご自分自身の心と身体を預けることになるのですから、絶対に遠慮・妥協しないことです。

 ひだまりは在宅サービスの一端であるデイサービスを提供する事業所で(昨年4月1日から)、NPOとしての活動も在宅生活支援です。何かあればご質問、ご相談ください。

(ひだまり日記 2003年2月号掲載分)
by hidamari-blog | 2003-02-28 12:54 | 福祉サービス
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