ひだまり日記

心の痛みを知ることは・・・

毎日、新聞やニュースでは見たくないほど殺人や虐待の話題が流れます。

「子供たちに命の大切さを教えよう!」などと言うけれど、どうやって教えるのでしょう。殺人や戦いの映像やゲームが氾濫していたら感覚が麻痺するのは当たり前です。大人が騙し合い、簡単に殺人事件を起こし、弱い者を虐待しているのを見聞きしている子供たちが真似をしても無理は無いでしょう。子供達自ら「大人は悪いけど、自分たちは正しいことをしよう」…と考えてくれたら、素晴らしいとは思いますが。

私は戦争を経験なさった方たちから、多くの貴重な体験を伺います。女性たちは「銃後の守り」「戦地に送り出す苦しさ」を。兵隊に行かれた男性方からは「戦友を失った悲しみ」「捕虜になった思い」などを伺います。皆さん、搾り出すように話されます。敵を倒さざるを得なかった方たちです。国を家族を守るためと言われ必死で戦った方たちです。

そのとき敵の命を絶った経験を持つ方たちですが、戦後も平気で人や小動物を殺したり傷つけたりなさったでしょうか? そんなことはありません。私たちよりはるかに「自分を律する力」「己に克つ力」「良心に従う強い心」を持っておいでです。この時代この精神力を身に着けることは少し難しいかもしれません。
せめて優しさの基本「自分がされたら嫌だと思うことを人にしてはいけない」ということを教えるしかないのでは?と思うのです。

犬や猫があちらの店でもこちらのホームセンターでも売られています。売れるからと、どんどん繁殖させてしまう業者。命を簡単に商品として並べる店。「可愛い」と縫いぐるみのように買っていく無責任な人たち。実際に飼うと、躾けも大変でめんどくさい・うるさい・病気をする・手間がかかる…とゴミのように捨ててしまう。(市民の安全の為に繁殖しすぎた野良犬を捕獲する役目を担っていた動物管理センターは、今、野良犬は減って「飼えない」と連れてこられる犬や猫が増えていると聞きました。)
『お店の狭いガラスケースの中から、暖かく幸せなお家に連れて行ってもらえて、みんなに可愛いって抱きしめてもらった。うれしくて思い切り遊んでジャレたら『痛い』って。おシッコしたくなってしたら『こんなところにしちゃダメ』って。どうして?分からないのに…教えてくれたら一生懸命覚えようと思ったのに…。優しかった人たちが居なくなって、急にまた狭い柵の中に連れて行かれたの。他にもたくさん知らない子達がいたの。で、少ししたら…』―――こんな風に書いているだけで涙が出ます。

自分のもとに生まれてきた大切な子供さえも、「うるさいおもちゃ」のように思う親もいる時代。ものが溢れ、命を大切なものだと認識できないこの時代をどうすれば良いのでしょう。

「あなたがこの子猫だったら…どう思う?」「あなたが○○チャンだったとして、無視されたらどう感じる?」「道に落ちているガムを踏んでしまったら、どう思う?」「イライラするからと親にぶたれたらどう思う?」「狭い道で大きな車がスピードも落とさずギリギリに走ったらどう?」
命あるものの心の痛みを想像できない大人たちが、柔らかい子供たちの心を荒れたものにしてしまっているのではないかと思います。

大人とはもちろん「親」だけではありません、社会そのものです。ただ社会とは、一番小さな核である家庭が集まって作られていると思うので、やはり一番大切なのは家族・家庭の考え方でしょう。偉そうに言っていますが決して私は立派な親ですなどと言っているのではありません。反省をこめて生意気を承知で書いています。

子育てほど難しいものはありません。親もその子の親をやるのは初めてです。何人子供が居ても一人ひとりが個性の塊で「その子」とは「初めまして」なのですから。情報が氾濫し人間不信になりそうな今の世の中で子育てをすることは、どれほど困難なことか想像できます。でも、素晴らしい可能性を持った大切な大切な命です。地域ぐるみで「広い視野と澄んだ瞳と心を持った素敵な人」に育てていきたいものです。

夏休みも残りわずか、素敵な思い出を作って差し上げてください。 では、また次回。
by hidamari-blog | 2006-08-27 13:41 | 子どもたち
<< 若くして記憶を失うこと・・・ 愛犬のアレルギーが改善されるか... >>



ほっとひといき、ついてください
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31