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ひだまり日記

介護保険の改訂に翻弄されるのは…

春爛漫とはこのことだ…と思う今日この頃です。皆様、いかがお過ごしですか?
こんな素敵な春なのに、介護保険を利用されている方・事業者は厳しい冬を体験しています。

平成12年に介護保険がスタートしてから小さな見直しはありましたが、今回は大きな改訂です。なぜ税金を払い、介護保険料を負担している私たちが、「行政の勝手な決め事」にこんなに振り回されなければいけないのだろうかと、怒りを越して悲しみを感じています。あんなに無駄遣いをし、悪いことに使うお金はたくさん有るのに!!

「要支援」だった方々が一番厳しい状況だといわれています。
 行政は、お元気な方にも介護認定を勧め「保険料を払っているのだから使わなければ損…」と言わんばかりに「それ、使え」「やれ、使え」とサービス利用を勧めました。そのために、溢れるほどのケアマネジャーさん、各種事業所も登場しました。

私もひだまり日記の中で再三「日常生活の中で『何とか出来る』は続きません。少しでも『しんどい』と思ったら人の手を使って下さい。」と言ってきました。心も身体もまだ元気な時だからこそ環境の変化に対応できるのです。弱ってから、自分の大切なプライバシーの領域に他人が入ること、デイサービスなどの変化に対応する事は本当に厳しいと思うからです。週一回でもヘルパーさんが来る事で外の風が入り、抱え込みがちな「介護」が少し楽なものになるのも確かです。

介護保険が始まり、福祉サービスを使う事が当たり前になった事を私はとても喜んでいました。 私がヘルパーだったころ「福祉サービスを使っていることは近所には秘密にしたいのでヘルパーだと言わないで欲しい」とよく言われました。そのぐらい、福祉サービスを受ける事は恥ずかしいと思われていたのです。

それが、「介護は家族だけで負担できるほど簡単なものではない」「医療保険と同様、介護保険料を支払っている以上当然の権利」として使えるようになったのです。このように認められる時が来るなど思いもしませんでした。

が、見直し見直しが続き、今回は強烈な締め付けがきました。予防介護の方を拒否する事業所が出てくる可能性があります。料金設定が非常に低いからです。
さらにサービス全て、受け入れ人数(利用者数)が少なく設定され、それ以上を受けると減算というペナルティーがきます。
結局、介護保険を利用しづらいものにして、介護保険の出費を抑えようとしているのです。

前回のひだまり日記に頂いたご意見の中に「パンクが目に見えている介護保険制度に必要な解決策」「不正をしてまでも儲けようとしている経営者もいる」「使えるものはトコトン使おうとする人が居る」などがありました。おっしゃるとおりです。
 ひだまりのようなちっぽけな所はもともと収入が少ないのですから、さらに減ってもたいしたことはないですが、大きく仕事をしていたところはダメージが大きいだろうと思います。そういうところが対応策を考えると、結局利用者さんにとって悪い状況になるとしか思えません。

お金持ちの方は実費でいくらでも使えるのですから良いですが、一般庶民は利用を手控えるしかなく、家族への負担が増します。
 ヘルパーが来ることで「楽になった」と感じていたことを、改めてご自分がなさらなければならなくなった時は以前よりつらく感じる事と思います。ご高齢のかたにとってこの変化は厳しいと思うのです。

大局を考えればこのくらいの犠牲は仕方ないと思われるかもしれないですが、やはり私は庶民にこういう思いをさせる行政の罪は大きいと思います。納得できる税金や年金・保険料の使い方をしてくれているのであれば良いのですが…。

ひだまり日記で私如きが怒って吠えても何もならないのですが、渦中できりきり舞いさせられている方々の代弁をしたくて、今回書かせていただきました。では、又。
by hidamari-blog | 2006-04-23 22:28 | 福祉サービス
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