ひだまり日記

たいへんご無沙汰いたしました

やっと、やっと、ホームページを再開することが出来ました。何時、開けても工事中で本当に申し訳ありませんでした。

平成24年に二か所あったデイサービスを、「ひだまり荘」一か所に縮小しました。それには色々訳が有りました。特に大きな理由は経費です。合併してからはっきり経費は減ったと思います。
ただ、ひだまりが果たした役割はとても大きかったですから、やってきたことには何一つ後悔も無駄もありません。たくさんの利用者様の笑い声を聞かせていただき、山ほどの思い出を作りました。

合併を目の前にした24年3月21日に副理事長が急逝しました。合併で多忙になるからその前に奥様と一緒に骨休みしてくると温泉に出かけた先での出来事でした。
副理事長に何もかもを頼り切っていたので、その後の花団子は今考えても良く乗り切れたと思うほど怒涛のような日々でした。

その時、スタッフたち、ボランティアの皆さま、スタッフの御家族たちが一生懸命に「ダメ理事長花団子」を助け支えてくれました。そうでなければ、「特定非営利活動法人ひだまり」は消えていたと思います。

大混乱の中、24年4月1日、新しいひだまり荘はスタートしました。花団子は役所関係の手続きなどもやらなければなりませんでしたが、私を元気づけてくれたのは、利用者の皆さまの笑顔とお疲れ様という言葉でした。

そして、何より20年来の友人で私の相棒である「くになん」と毎日一緒に仕事が出来ることの嬉しさでした。ひだまりの管理者を任せてきた「くになん」。ずっと一緒に仕事をすることが無いまま6年ぐらいすぎていたでしょうか。一緒に仕事をすると、やっぱり「あうん」の呼吸で動けるのです。

さらに、経理やパソコンなどを苦手とする花団子のまえに救世主が現れました。「ニシゴン」です。彼は副理事長の生まれ変わりかもしれません。

今現在、登録利用者数14名、スタッフ11名、事務局(社労士)1名、ボランティア9名、、(税理士さん1名)、ねこ7匹で毎日ワイワイ過ごしています。

やっと、本当にやっと落ち着きました。ので、ホームページを以前も作ってくれていたボランティアの「たかしくん」にお願いしました。花団子が原稿を作るのが遅かったり、この頃の電脳のしくみが理解できなかったりで、ずいぶん迷惑をかけてしまいましたが、皆さまのお目にとまることを祈りながら作り終えました。
「たかしくん」・・・感謝します。
それから、ひだまりを支えてくれている全ての方々に心からお礼を申し上げます
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# by hidamari-blog | 2014-08-11 17:40 | 福祉サービス

介護保険の事業って・・・

平成14年に開所した「ひだまり」。スタッフが若く、それぞれの子供たちも小さかったので勤務時間を考え介護保険事業として4-6という(10時~15時)提供時間でやってきました。が、10年近くたち、子供たちも大きくなり心配もなくなったので提供時間を変更することにしました。平成23年4月から6-8(9時45分~16時15分)になりました。また、ゴールデンウィークの休業もやめました。

この変更は、書いたようにスタッフの状況が変わったこともありますし、ニーズに応えたということもあります。が、さらに介護保険事業として厳しい状況にあったこともあります。

ひだまり・ひだまり荘は1日の定員が8人までのデイサービスです。満席の時は良いのですが、1週間に5回使っていらした方が施設に入られたりなさると、とたんに毎日空席が・・・。この空席がいざというときなかなか埋まらないのです。入所施設と違い、デイサービスで待機者というのはほとんどあり得ません。待ったなしで利用される方がほとんど。少し納得がいかなくても、行かれる所に通い始めるのが普通です。
通い始めは少し嫌やだとおっしゃっても、徐々になれていかれるので、そこから又あらたな場所に行こうとはされません。

こういう状況があるとチッポケな事業所はダメージが大きく、スタッフにも休んでもらうしかなく、厳しい状態が続くのです。

そういう状況を何回も乗り越えてきたのですが、毎回「もう駄目かな…1か所閉じるしかないかな…」と考えてきました。
今回は大きく提供時間を変更することで乗り越えられそうです。
そして、今、新規のご希望が続けてあり一息つける状態になりました。

大小問わず、どこの事業所も「ニーズの流れ」に翻弄され「介護保険制度の変更」に翻弄されながらも、目の前のご利用者様・ご家族の方々に応えようと必死になっているのでしょう。
が、私たちのようなチッポケなところはこの波が一層こたえます。

さて・・・いつまで頑張れるのか・・・
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# by hidamari-blog | 2011-05-05 11:24 | 福祉サービス

犬・ねこ・子供たち・・・

ひだまり荘にはジョンという老犬、4匹のねこたちがいる。

このところ、この子たちのおかげで笑顔と笑いが倍増している。

ホームページにも詳しく書いてあるけれど、ジョンは10歳で引き取った里親探しで見つけた犬。はじめは気がつかなかったが、耳が全く聞こえない。
かわいそうにも思うけれど、物音に吠えたりしないので私たちのところにいてもらうのには良かったのかもしれない。

このごろのジョンのお気に入りの場所は、利用者Mさんと一緒に寝られるベッド。暑い日もエアコンの効いた部屋でMさんの足元で寝ている。

そして、新しく利用者になられたTさんからは美味しいものをいろいろ頂いている。だからTさんを見ると他の方以上に喜んで尻尾を振る。

猫たちは、いつも二階の猫部屋にいるのだけれど、猫好きの利用者さんが増えたので午後になると二階全部を縦横無尽に闊歩している。

そして、夏休み中なのでスタッフの子供たちが来ている。この子たちも大人顔負けの活躍をしてくれる。とくに、6年生のHiちゃんはベテランなので、私たちもスタッフの一員のようにいろいろなことを頼んでいる。

もうじき夏休みが終わってしまう・・・一番さみしいのは、かく言う私、「はなだんご」なのかもしれないな。
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# by hidamari-blog | 2010-08-22 22:51 | 福祉サービス

この頃のひだまり・・・

閑古鳥だった「ひだまり荘」が今は、にぎやか過ぎるほどになりました。


介護保険事業所の波!!本当に不思議な流れがあるのですよ。潰れちゃうのかと思うほど「どん底」になったかと思うと、急にお問い合わせや、新規メンバー(利用者)が増えるのです。

これまでも何回かこういうことがあったので、今回も大丈夫・・と思いながらも不安にかられる日々でした。やれやれホッとした・・・と喜んでいたら・・・

大切な大切なスタッフが一人、千葉に引っ越してしまうことになりました。メンバーの方々にも大人気のスタッフでしたので痛手です。2月いっぱいで退職することになってしまったので仕方なく、またまたスタッフ募集のポスターが出番です。

ところが、張り出したらすぐに、前回このブログのスタッフ募集を見て応募してくださった方が連絡を下さいました。すぐご近所に住んでいる方でした。嬉しかったですねえ。

その方と、もう一人ポスターをみた方、お二人が今日付けで正式に仲間に加わってくださいました。

このところ雪の予報にビクビク・・寒さにぶるぶるする日々が続いていますが、ひだまりの気分はポッカポカです。

もうすぐ春ですね。ひだまり・ひだまり荘、二か所のデイサービスで花見に行きたいと思っている今日この頃です。
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# by hidamari-blog | 2010-02-18 23:16 | 福祉サービス

ご応募ありがとうございました

忙しさにまぎれて、更新することもなく時が過ぎました。

もう今年も残すところ一週間。あわてて投稿しています。

スタッフ募集をさせていただいて、事業所の前に張り出したポスターを見て二人のスタッフが入ってくれました。そのあと、このブログをご覧になってお問い合わせくださった皆様、本当にごめんなさい。そして、こんなちっぽけなデイサービスに入ってみようかと思ってくださったお気持ち、心から感謝いたします。

スタッフの人数がそろってやれやれと思った矢先、大切な大切なメンバーさん(利用者さん)が、66歳の若さで急逝されました。

もうお一人入所された方もいらして、急にさびしいひだまり荘になってしまいました。

この仕事は、不思議な波があって閑古鳥・・・てんやわんや・・・やっと落ち着いた・・・こんな繰り返しなのです。

また、いつかスタッフの手が足りなくてSOSのブログになる時があるかもしれないです。その時はまた、懲りずにお問い合わせください。

クリスマスの今日、これからメンバーの皆様と一緒にクリスマスケーキをいただきます。

みなさま、メリークリスマス・・そしてよいお年をお迎えください。
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# by hidamari-blog | 2009-12-25 15:34 | 福祉サービス

スタッフを募集しています・・・

こんにちは。
梅雨の真っただ中、みなさまいかがおすごしですか?

介護保険の改定、厳しいものがありますね。
事業所のみなさん、状況はいかがですか?


特定非営利活動法人ひだまりは、今スタッフを募集しています。

横浜市旭区中尾、旭区今宿町の近くにお住まいの方で、どなたか手を貸してくださる方いらっしゃらないかなあ?

ホームページをご覧になって、ひだまり・ひだまり荘のデイサービス、興味あるなあって思ってくださった方、ぜひご連絡ください。

お問い合わせは・・・
     ひだまり 045-391-8991  田寶(ただから)
    ひだまり荘 045-366-3887 中田         へお願いします。
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# by hidamari-blog | 2009-06-22 10:02 | 福祉サービス

ご無沙汰しすぎました・・・

寒暖の差がはげしい今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしですか?

長い間、このブログをひらくこともせずにきてしまいました。
特定非営利活動法人ひだまりは、非常に多忙な日々を送っています。


その1ホームページに載っている福祉有償移動サービス事業は3月までで終了しました。運転ボランティアへの研修の義務付け・運行管理責任者を置くこと…など、チッポケなボランティアグループにとって苦しい規則ばかりができてしまい、事業を終了するしかなくなりました。今は私「花団子」が自分の車で出来るときだけ無償で何人かの方の送迎をしているだけです。

その2
二箇所の通所介護事業所はご利用者さんが増えて嬉しい悲鳴。スタッフが足りなくなり、募集をしたところ素晴らしい人が3人入ってくれました。介護職が現場から居なくなってしまう今の時代に、本当に嬉しいことです。

その3そして、4月・5月にはずっとやりたかった利用者さんの宿泊・ご希望の温泉旅行…などを嬉しく楽しく行ないました。宿泊はひだまり荘を使って10泊11日。温泉旅行は箱根に一泊でした。


その4

ひだまり日記を毎月掲載してくれていたASA三ツ境北部さんが、1号に続き「ひだまり日記・2号」を作ってくれました。関心をお持ちくださった方がいらっしゃいましたら直接販売店さんのほうへお問い合わせ下さい。

ほかにも少しずつ変化しているところです。また、ご報告します。
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# by hidamari-blog | 2008-06-01 00:54 | 福祉サービス

ひだまり日記は100号を迎えました・・・

秋も深まった今日この頃です。皆様、いかがお過ごしですか?

「特定非営利活動(NPO)法人ひだまり」の活動内容は多岐に渡っています。デイサービス、認知症デイサービス、緊急時・単発ホームヘルプ、聴覚障害者支援、福祉有償移動サービス、介護・福祉の相談、デイサービスご利用者の宿泊などです。

これらが揃っていればとりあえず「大好きなこの場所で暮らし続けたい」と思っていらっしゃる方を支えていくことが出来ると思っています。もちろん、私達だけで出来ることではありませんから関係機関との連携をとることも大切です。

連携をとるには「ひだまり」を知って頂く必要がありますので様々な所に出て行って顔見知りを増やし、「ひだまり」の思いを知っていただくためのアイテムとして「ひだまり日記」は強い味方でした。

平成11年ごろから、ボランティア助成金の配分が減額・制限され始め、ボランティア活動は寄付や助成金に頼れないと思いました。一時間300円ぐらいで行なっていたデイサービスを、「利用者さんの経済的負担が減り、ひだまりも安定した収入を確保できる」介護保険のデイサービス事業所に移行し、収益は他のボランティア活動に使おうと考えました。

私達なりに試行錯誤をしながら頑張っても、行政の規制・施策はチッポケなNPOを襲います。介護保険の小改定・2年に一回の大改定に翻弄され続け二ヶ所のデイサービスは赤字続き、坂の多いこの街で不可欠な送迎ボランティアは80条の規制で継続がむずかしくなってきました。

今の福祉行政は「民の力に頼り」ながらも、熱い思いでボランティアを続けている者たちを潰してしまいます。そのような中、平成11年4月スタート初日から居てくれるYさん、今年、さわインのスタッフ募集で来てくれることになったTさん・Iさんを含めたスタッフ達、法人立ち上げから携わってくれている理事たち、各ジャンルのボランティア、総勢30名の支えがなければ私がどんなに熱い思いをもっていても「ひだまり」は活動できません。厳しい状況の中でも「ひだまり流のケア」を崩すことなく頑張ってくれている30名の方たちに本当に感謝しています。

多くの方から私は色々な褒め言葉をいただく幸せものですが、それはかいかぶりです。皆様は大好きなご趣味をお持ちですか?そのために使うお金をもったいないと思われますか?同じことなのです。たまたまその「趣味」が「福祉」と呼ばれ、人から見ると「たいへんな仕事」に見えるから褒め言葉を下さるのでしょう。

でも、私の趣味は「おせっかい」で、『「目」が思いを伝えようとする人や動物』が大好きなだけなのです。その「目」に応えたいから関わるのです。声に出して思いを伝えられない・伝えられなくなった人々・動物達の代弁者でありたいと思うのです。そのために様々な活動をするボランティアグループを作り、デイサービスを作り、認知症デイサービスを作ってきただけです。

平成11年に古いアパートでスタートした「ひだまり」、怪しい宗教じゃないの?と思われた時代を考えると、夢のような今です。通学途中の子供達が私達の車を見て「あ!ひだまりだ!」と言ってくれるのが本当に嬉しく、救急車に同乗するのを見て「ひだまりが付いているから大丈夫」と言ってくださる言葉に勇気百倍。「ひだまり日記読んでいますよ」との言葉に「お恥ずかしいです」と言いながらも、つたない文章の一部でも皆様の心の片隅に残していただけたらと誇りに思うのです。

ひだまり日記は100号を迎えました。今回で皆様方とお別れです。長い間のご支援ありがとうございました。皆様から頂戴するお励ましの言葉が100号まで続けさせていただいた原動力でした。そして、いつもバックアップしてくださる三ツ境ASAの皆様・さわイン担当の皆様、ひだまりを温かく見守ってくださるご近所の皆様・私の家族に改めて感謝いたします。

いつか、またお目にかかれる日を楽しみに致しております。ひだまり日記は終わりますが、ご相談などはいつでもご遠慮なくご連絡下さい。どうもありがとうございました。   
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# by hidamari-blog | 2007-11-19 21:04 | ボランティア

耳が遠くなる…目が見えにくくなる…

耳が遠くなること、目が見えにくくなること。年をとってくればあたりまえの事です。ところが、このあたりまえのことはご本人と介護家族を苦しめます。

"耳が聞こえない"・・家族が目の前にいるのに、音を消したテレビのように口がパクパク動いているだけ、家族の声を知っているのに自分の耳にはその聞きなれた音が無いのです

近くなら何とか聞き取れるけれど、離れると聞こえないのです。家族もつらいです。「大声を出さないと聞こえない・忙しくてもそばに行って耳元で話さなければならない・何回も聞き返されるとイライラしてつい声を荒げてしまう・面倒だから話し掛けたくない」。お年寄りは声を荒げられたくないから、聞き返さず適当に返事をしてしまう。結果、失敗をして家族に迷惑をかけ疲れさせてしまう…という悪循環。

“目が見えにくい”・・・慣れた家の中は問題なく動けますから家族もあまり気付きませんが、ほとんど見えていない場合があります。

好きだった針仕事・テレビ・ゲートボール…出来ないことが増えます。「目の不自由な方は他の感覚が研ぎ澄まされる」と思う方が居られますが、高齢で視力が落ちた場合、他の感覚が鋭くなることは難しいです。手探りで行動すること・上手に食事をすることなどは難しいです。

突然話し掛けられても、自分が話し掛けられているのかすらわかりません。音がどこから出ているのか聞き分けること・声だけで誰なのか判るようになることは不可能に近いです。症状が進むと光を感じることも出来なくなります。今が朝なのか夜なのかも判断できませんから、家族の行動やテレビ・ラジオの音で判断することになります。

この様な状況の中でお年よりは苦しみます。家族は忙しく活動しているのに自分には出来ることが無い。自分の殻に閉じこもります。思い出すのは昔のこと、バリバリ頑張っていたこと・自分を必要としていた人たちがいたこと…。

時間は酷なほどたくさんあるのです。何回も繰り返し考えているうちに現実と思い出の区別がつかなくなり、恐怖や不安から逃げているうちに痴呆症状を呈してくることがあります。

耳が聞こえない・目が見えない、いずれも孤立(複数の人の中にいるのに一人ぼっちになってしまうこと)してしまうわけです。人間は孤独には耐えられるけれど孤立には絶えられないのだそうです。お年よりは怯えています。ご家族の忍耐・努力は想像以上に必要ですが、どうか独りぼっちにしないであげてください。

耳が遠い場合は、聞こえのよいほうの耳元でゆっくり話します。ラップの芯などを筒として使う・ジェスチャーを入れる・メモ帳やホワイトボードに書きながら話す・聞き取りにくそうな言葉は別の言葉に置き換える…。「みんなが笑っているとき」は特にさびしく感じるようですから、何が面白いのか話してあげてください。補聴器は専門の店で作りましょう。慣れるまでので忍耐が必要です。

目が見えにくい場合は、慣れた呼び方で呼びかけてから話し始めてください。身体のどこかに触れてあげる・席を替えない・いつも同じ動きで行動できるように家具を移動しない・鮮明な色の器を選ぶ(中が白い茶碗に白飯は見えません)…などを心がけます。どれとどれが自分の食器か分かるようにお盆を使い、領域を作ります。食べ物の説明をするときは色や盛り付け方なども付け加えると一層おいしく召し上がれると思います。恐くて外に出られず運動不足になります。空気の冷たさや花の香りなどで四季の移り変わりや天候などを感じていただきたいですから、短時間でもお散歩に誘ってあげてください。

お世話をすることはたいへんです。そのことをご本人に隠す必要も無理をすることもありません。「お世話は大変だけれど、あなたのことが大切だから大丈夫。」と言えたらどんなに良いでしょう。失敗してもどうぞ温かく見守ってあげてください。いずれ私たちも行く道なのですから

24時間365日、介護の日々を送られている方々に心からの敬意を表します。私たち介護職は応援団です。 何かありましたら、ご遠慮なくご相談下さい。
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# by hidamari-blog | 2007-10-22 21:26 | 高齢者

老健…医療が必要だからなのに…

8月は「ひだまり日記」を掲載しているさわやかインフォメーション(三ツ境ASA)の発行日変更のため、お休みさせていただきました。9月掲載分をアップします。

介護保険のサービスには「在宅介護」と「施設介護」があります。「在宅介護」は家の中だけと思っていらっしゃる方がいらっしゃいますが、ご本人が今生活なさっていらっしゃるお家(住民票は違うが現在娘さんのお宅で生活…などでも構いません)を中心に、デイサービスやショートステイの施設も使うことが出来ます。

「施設介護」は生活そのものを施設内で送られることになります。特別養護老人ホーム・老人保健施設・グループホーム…などです。在宅の間、関わりのあったケアマネジャーとは施設に入所された時点で契約が終了し、入所施設のケアマネジャーが新たに担当します。

今回は「老人保健施設(老健)」について少しお話しましょう。老健の本来の役割は「入院されていた方が、退院してすぐご自宅での生活に戻るのが難しい場合、一旦老健に入所して日常生活に戻るための生活リハビリを行なう」ことでした。が、介護保険がスタートして中間的施設と言うよりは介護施設に役割が変わったようです。

いったん入所すると半永久的に在籍できると言われていましたが、ニーズが多いからか、制約が厳しくなったのか分かりませんが、今は3ヶ月ほどで退所を促されるようです。また、入所希望者に対して細かい審査や要望が出されるようです。

医療系の施設ですから何らかの病気をもつ方が入所され、医療措置・服薬などが当然なされるわけで、ご本人はもとよりご家族も安心できるはずです。ところが、高額の薬・多種多様な薬…が必要な方は入所を断られるようです

利用者側から考えると、病気のため他施設に受け入れてもらえないから、医療系の老健に入りたいのに断られる、重介護が必要そうな重度認知症の方は入っていらっしゃるのに…。そういうご相談が増えてきました。なぜ、老健は本来受けるべきケースを断るのでしょうか?

老健入所者への行政からの支払いはランクによってお一人分・包括で支払われます。
例えばAさん、Bさんはランクが一緒で同額20万円だったとします(あくまでも例です)。「Aさんは認知症があるが、病気は特にない。Bさんは糖尿病・高血圧などの病気がありインシュリン・その他多種の薬を必要としている。」老健に入所するとそれまでの掛かりつけ医の所に行くことは出来ません。老健の母体病院が担当します。

20万円の中で室料・介護料など入所施設としての必要経費・さらに診察・投薬・処置…全てをまかなうのです。高価な薬を使わなければならないBさんは、20万円を超えてしまうかもしれないのです。介護がたいへんなAさんですが、高い医療費・薬代がかからないので老健としては経営上望ましい入所者ということになります。

というわけで、認知症の方は受けるが、お金のかかるご病人は出来れば受けたくない…ということになります。老健を「頼みの綱」にする方々を断るしかない現状は制度として間違っています。老健の側も非常につらい思いをしているはずです。私達のような非営利団体(NPO)と違い、多くの法人は営利を目的としているのですから仕方のないことでしょう。

介護保険に関わる業種のほとんどが非常に厳しい状況にあります。
平成12年に介護保険がスタートしたときと今では、事業者が置かれている状況は「月とすっぽん」です。介護の仕事では食べていかれない、と介護の現場から離れていく人々がたくさん居ます。求人情報には相変わらず多くの事業所が募集をかけていますが大規模施設であってもほとんど応募者が来ないと聞きます。

利用者・入所者に対して職員を何人配置しなければならないという決まりがあるのですが、職員不足で規定どおりの職員を配置出来ないから利用者・入所者の数を抑えている、従って収入も減ってしまう。が、建物などの費用は発生し経営を大きく圧迫する…こんな悪循環がコムスン問題を引き起こしたのでしょう。このあたりでも大規模法人が昨年あたりから事業を縮小しているのもこの理由でしょう。

この混乱は利用者の方々・多くのご家族を翻弄しています。「誰のための介護保険なのか?行政はどこを向いているのか?」。介護に携わる者・国民の立場…で言いたいことは山ほどありますが、舛添厚生労働大臣はお母様を介護された方、しっかり現状を見ていただけるものと期待して…。
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# by hidamari-blog | 2007-09-16 21:01 | 福祉サービス



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